インプラントのメリット・デメリット
インプラントは、あごの骨にしっかり固定されているので、
自分の歯のようにしっかりと噛むことができます。
つまり、今までのような美味しい食事が楽しめるわけです。
また、両隣の歯も削らずに済みますし、負担する力も、
従来と同じ程度の負担で済みますから、
両隣の歯の寿命を縮めることもありません。
万が一、将来インプラントを失うことになっても、
再度インプラントを植えることが可能です。
しかし、インプラントにもデメリットがないわけではありません。
医学的なデメリットはありませんが、どうしても外科手術となり、
患者様には心理的な不安もあるようです。
●天然歯と同じ食生活
インプラントの噛む力は天然歯と同じです。硬い食べ物でも問題なく噛めます。
●見た目が美しい
人工の歯を入れていることが、全く分かりません。
●残っている歯にやさしい治療
周りの歯を削ったり、負担をかけなりしない為、残っている歯を守ることができます。
●長期にわたっていい噛み合わせが維持できる
●外科手術が必要
歯を抜く場合と同程度の手術が必要となります。
麻酔下(無痛)で行います。手術時間は一本六十分程度となります。
●体質や病気の有無で治療ができない場合がある
重度の心臓病、肝臓病、糖尿病の方、または過去に麻酔のショックにあわれた方などは、
治療ができない場合があります。
●費用がかかる
高度医療の為、どうしても費用がかかります。
●治療期間が長い
ブリッジや入れ歯より治療期間がかかります。
ただ、治療の回数はあまりかわりません。
入れ歯やブリッジとどう違うの?
1.インプラント治療は、健全な歯を削りません。
「ブリッジ」を用いた従来の治療法は、歯を失った際に、
両隣の歯を削らなければなりません。
更に、装着後にも両隣の歯に負担がかかります。
例えば1本歯を失った場合、前と後ろの歯を削り、
3本分の噛み合わせの力を2本分で支えるために、過重負担になります。
「インプラント」の治療法では、直接あごの骨と固定されているため、
両隣の歯に負担をかけることはなく、歯の寿命を縮めることはありません。
2.インプラントは、とっても長持ちします。
「ブリッジ」を用いた従来の治療法は、土台となる歯に大きな負担がかかります。
場合によっては抜歯しなければいけなくなったり、折れてしまうこともあります。
また、両隣の歯と被さっているダミーの詰め物の間の清掃が非常に困難なため、
この間から虫歯や歯周病になる可能性が高まります。
「インプラント」の治療法では、詰め物がなく、
周りの歯に負担をかけないので、心配も最小限です。
耐久性においてもインプラントはすぐれた性質をもっています。